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●SNF日誌とは

 たしかに、ウンザリさせられることの多い毎日で、新聞、テレビなどのマスコミも、まるでこれしか話題がないかのように、残忍な事件や、経済の停滞、政治批判を並べ立てています。ていねいに見たり読んだりしていると、生きているのが無駄であるかのような気さえしてきます。
 しかし、人間社会には、もっと心豊かになる話題もたくさんあります。素晴らしい技術の研究や開発に寝食を忘れている人もたくさんいます。本欄では、そんな“ちょっといい話”をたくさん集めて、人間として生まれてきてよかったという気持ちを多くの人々と共有したいと思っています。同時に、その“いい話”を引き立てるために、“イヤな話”も時々交えることもありますが……。

時ならぬコイの恋の終わり、そしてラジカセ?

●戦い終わって日が明けて…コイの産卵始末

 仙川のウォーキング河畔のほぼ中間地点、勝淵神社手前250メートルほどに架かる「谷端(やばた)三の橋」の橋脚付近で起こった、不思議な時ならぬコイの産卵騒ぎは、7月18日、19日の2日間で終了しました。20日は何事もなかったのを歩き仲間数人が確認しております。
 そして、今朝6時半ごろ、すでに梅雨明けの朝日が容赦なく照りつける中、汗が滲むシャツの裾をハフハフと揺すって空気を入れながら、念のため現場を見下ろすと、澄んだ水が緩やかに流れる川面は何事もなかったかのように静かで、美しい赤黒斑柄と金色のコイ2匹がのんびりと泳いでいました。卵を狙うカモもいません。いつもと変わらぬ、平和な仙川の夏の朝でした。

 事件(?)の2日間は連休でしたから、歩きを休んだ人もかなりいて、その方たちは留守中にコイたちが不祥事(?)を起こしたことなど、気づくことはないでしょう。暑いせいか、1日、2日と時間が過ぎると、私も何かあの2日間は夢だったような気がしないでもありません。有力情報を入手しだい、あらためてご報告申し上げることにします。

●ラジカセ蒐集家・松崎順一さん

 知り合いと道ですれ違うと、つい「暑~いですね、本当に」なんていってしまいますが、今年の暑さは格別ですね。しかもその直前までの梅雨の時期が、気温もかなり高めで湿度が高くかなり蒸し暑い不快な日が続きましたから、梅雨明けと同時に、まさに間髪入れずといった感じで気温に上昇されたのでは、タマリマセン!
 私はエアコンが嫌いで、極力使わない主義ですが、今日はやむなく時々除湿をしています。それでも、顔より少し高い位置に置いた机の前の棚の温度計は、ずっと30度を超えています。エアコンを切ると34度を超え、汗が流れ出て仕事をする気力が失われます。しかし、わが家では暑いときに「暑~い」というのは禁句になっております。その言葉を聞くたびに不快指数が上昇しますからね。それでも、つい禁句を発して互いを非難しあっております!

 さて、読むだけで涼しくなるような話題があればいいのですが、あいにく持ち合わせがありませんので、昨日の日本経済新聞に掲載された記事を1つご紹介したいとい思います。
 蒐集家というのはどんな分野にもあるもので、骨董から昆虫、あるいはマッチ箱のような雑品、そして最近ではフィギュアとかいう妙なものまで、じつに多岐に渡っているようであります。ところが、昨日の新聞でまず目に飛び込んできたのは、かなり大きなラジカセを抱える男性で、その右横の見出しにはこうあります。

― 「ラジカセ生活」今も新鮮 メカ誇る国産3000台以上蒐集、販売・修理を細々と ―

「ラジカセ」、懐かしいですね。ラジオとカセットデッキが一体化した、どこの家庭にも1台や2台あったものです。しかし、近年のポータブルCD、MDなど小型デジタル機器の普及、そして最近は何といっても「iPod」などの携帯デジタルプレーヤー、そして音楽も楽しめる携帯電話の普及で、カセットデッキそのものが使われなくなりつつありますから、当然「ラジカセ」も需要がなくなってきたのです。
 ビンテージ・ラジオが結構高い人気を持続しているという話は聞いていましたが、ラジカセの蒐集家がいるとは驚きました。先ずは、ご自分のコレクションでラジカセ博物館を作るのが夢だという、デザイン・アンダーグランド工場長を名乗る松崎順一さんのお話を少し聞いてください。

― 国産ラジカセの第1号は1968年のAIWA(アイワ)製だ。大卒初任給以上の高価な値段だったが、これがオーディオマニアの間で大ヒット。各メーカーがこぞって参入し、値段も安くなると生産量が爆発的に増えた。
 ラジオもカセットも外国の発明品だが、2つの機能を合体させたラジカセは日本発祥。部品から生産まですべて純国産のものは操作性と音質、デザイン性、耐久性のすべてに優れ、世界を席巻した。メーカーは次々と新製品を投入。生産ピークは75年から85年の10年間、年間500万台という想像しえない量が世に出回った。―

 このまま百科事典に掲載したくなるような、簡潔でしかも熱い思いが感じられる「ラジカセ誕生、発展史」といった文章です。1ヵ所だけ、少し違うと思われるのは、ラジカセはオーディオマニアの興味の対象ではありませんでした。オーディオマニアの愛玩物なら、あれほどの数量も出ないわけで、マニアックなオーディオから少し離れて、実用的な道具として愛されたので、子どもから大人まで広い層に受け入れられたのです。
 松崎さんが大好きなタイプのラジカセは“機能をてんこ盛りにしたメカニカルなデザインで、異常なほど大型化したもの”だといいます。わかりますねえ。男の大半は無数のメーターに取り囲まれたコックピットに憧れるものです。身近な道具にも、つい“精巧精緻”さに徹したデザインを求めてしまうのです。
 みなさん、ぜひ一度、松崎さんのホームページをご覧ください。たくさんの製品がリストアップされ購入も出来ます。そして、お手持ちのラジカセの修理も可能です。知らないうちに消えかかっていたラジカセが、こういう人の情熱によって生き続けていくのは感動的です。私も早速松崎さんのページを見て、なるほど、こういうものもあったなあと、しばし時の経つのを忘れて楽しみました。
 しかも、カセットは純アナログですからね、ヘッドとモーターさえちゃんと修理してもらえば、いい音してるはずです!! ひょっとしたら、iPodよりも!!!!

*デザインアンダーグランド・ファクトリー
東京都足立区南花畑5-15-14 都営保木間第5団地14号棟105号室
http://www.designunderground.net/
お問い合わせは: desig11@designunderground.net

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