●名前に森と川と海をもつ好青年
拙宅の近所で評判のいい青年がいます。彼はオートバイで朝夕新聞の宅配をしているのです。この仕事をしているのは、以前は若者が多かったのですが、最近は中年の人もかなりいるようです。正式な職業名は、新聞配達員というのでしょうか。
その青年は1年ほど前に、それまでの青森から出稼ぎに来ていたオジサン配達員と交替してこの地域の担当になりました。何が評判かというと、出会う人に必ず大きな声で「お早うございます」と挨拶をするのです。日本人は知らない人に挨拶をするのが苦手という人が多く、私が朝歩きで出会う人も挨拶を交わす人は半分ぐらいです。声を掛けても目礼をするのが精一杯という人もいますし、中には露骨にイヤな顔をする人もいます!
彼は必ず、朝は「お早うございます」、夕方は「ありがとうございます」もしくは「お世話になります」と、感じのいい態度で挨拶します。時には話しかけてくる人と短い会話を交わすこともあります。その時の受け答えも礼儀正しく、言葉がすっきりしている、と評判はますます高まっています。
私も彼と顔を合わせれば挨拶をしていましたが、ある朝、ウォーキングコースの勝淵神社の横を歩いていますと、神社横の小高い丘に登る道の手前の空き地で体操をしている彼とバッタリ出会ったのです。配達を終え、朝食を済ませ、学校へ行く前に体操をしていたのです。そこで少しゆっくり話すことができました。彼は拙宅に配達していますから私の名前は知っています。そこで彼の名前を聞くと、
「僕の名前には、森と川と海が入っているんです。森川弘海、といいます」
お父さんが自然を大切すること、スケールの大きな人間に育って欲しいと願って命名されたのだそうですが、とてもいい名前ですね。彼は九州福岡県の出身、消防士を目指して東京の専門学校に入学しました。学校は2年間、あともう1年ほどこの仕事をしながら勉強し、受験するのだそうです。
毎日午前2時に販売店に出勤して朝刊を配達し、学校から戻って夕刊を配達する、そして月に1回は集金もします。朝夕だけといっても、新聞の宅配は雨風、暑さ寒さに関係なく休刊日以外は、休むことなく時間通りに、しかも配達宅を間違えることがあってはなりませんから、意志と責任感が強く体力がなければ続きません。
そんな厳しい毎日を過しながら、配達地域の人といつも変わらず明るい表情で、大きな声で挨拶をする、そんな森川君を見ていると、「最近の若い者は…」とすぐに批判をしたくなる私自身を含めて中高年者は、大いに反省しなければなりません。そして、日本にもまだしっかりした若者がいることを頼もしく思わずにはいられません。
このページでぜひ彼をご紹介したいと思っていたのですが、なかなか写真を撮るチャンスがなく今日になってしまいました。ところが、今朝は暑苦しく、彼はなんとシャツを脱いでしまっていました。まあ、ワイセツ罪にはあたらないと思いますので、好青年、森川弘海君の勇姿をご覧いただきたいと思います。
●今朝の百日紅(サルスベリ)
7月9日に仙川河畔の百日紅(サルスベリ)第1報をお届けしましたが、少しあいまいな写真でしたし、白い花だけでした。まだ5分咲きという感じなのですが、今朝は赤い花も撮ることが出来ました。どういうわけか、先に白が咲き、赤は遅れるようです。
今日は最初に引き締まった青年の体とはいうものの、男性の半裸姿をご覧いただき、これで終わってはこのページの品格を疑われかねませんので(!?)、アングルに不満はあるのですが、取り急ぎサルスベリをお目にかけることにいたしました!


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